浪費家のための節約マインドセット- 狩野モデルを取り入れる
浪費家が節約するのには相当のマインドセットが必要です。
わたしの基本前提ですが、「浪費家は浪費している自覚がない」からです。
そこで、浪費家が節約のために取り入れ効果があった、「狩野モデル」というマインドをご紹介します。
狩野モデルとは
詳しくはネットで調べていただくこともできますので興味のある方は調べてみてください。
狩野モデルとは、ざっくり言うと顧客満足度とサービス品質の関係を分析するときに使うマーケティング手法です。
まあ売り手側の販売戦略というものです。
図であらわすとこんな感じのもの。(FOM出版 コン検テキストより)
いきなり小難しくなってきたぞ、と思われたかもしれませんがご安心ください。
節約のマインドに利用しようという話ですので、ぜんぜん難しいものではありません。
節約と直結させるために、わかりやすくフェイスタオルを例にとりましょう。
モノには3段階の品質がある
①布の端がきちんとミシン縫いされていて水気を吸収する
②生地がふわふわで顔を拭くと気持ちよく吸収性も優れている
➂センスある上品な色と柄。オーガニックコットン使用
上記3タイプで用意されたタオルがあるとします。
①のタオルを、当たり前品質と定義します。
タオルの基準を最低限見たしているからまあいいか、のレベルです。
②のタオルを、一次元的品質と定義します。
品質が高いと満足だけど、低いと不満に思います。
「2、3回洗ったら次からバサバサになったんだけど!」みたいな感じですね。
ふわふわと吸収性が持続すると満足するわけです。
➂のタオルを、魅力的品質と定義します。
無くても不満はないけどあったらなお魅力的!という要素ですね。
顔がふければ何でもいいという場合は、まったくもって要らない要素です。
話を本題に戻します。
さて、浪費家はどれを選択すると思いますか?
間違いなく②以上、確率的にはほぼ➂を選びます。
浪費家は謎の「安かろう悪かろう」に敏感です。
長い目で考えたら品質のいいものが機能面でもコスパ面でもいいに決まっていると信じています。
そのとおりですよ、それでいいんです。
ですが、浪費家が節約しようと思ったらそのマインドは一回ドブに捨てましょう。
➂には目もくれず、①のタオルを迷わず買うのです。
売り手側の戦略を、買う側も利用しましょう。
この3区分を頭に叩き込んでおき、➂の選択をしようとしている自分が現れたらこの定義を突き付けるのです。
特にわたしのように借金があって貯金がない浪費家は、これまでの自分のマインドを叩き壊さないとだめです。
モノはどんな品質でも、行く末は同じです。
タオルで言うなら、糸がほつれてボロボロになり雑巾に格下げです。
何なら最後は料理の油でも拭き取って、キッチンペーパーの節約をしましょう。
モノの命を使い切るのです。
買い物の自分軸を持つ
浪費家の買い物には自分なりの基準をもっておくことが大事です。
これ以上はお金を出さないラインを品物ごとに考えるのも大変ですので、
買う前に「これは①②➂のどれにあたる選択だろう」と考えてみることはおすすめです。
効果を実感してもらえると思いますのでぜひお試しあれです。
このブログがだれかの役に立てれば幸いです。
今日もいいい1日を😊