生活防衛資金がなくて借金した
ふるさと納税の返礼品のお米が届きました。
好きな熊本のお米、「森のくまさん」です。
15kgあるので、ひとりぐらしのわたしは半年はもつ計算。
年内はお米を買わなくてもよさそうです。
いまでこそ、来年度の税金対策にふるさと納税をしよう、など考える頭が育ってきましたが、20年前のわたしはお金について何も考えていない現実が見えないイタイ人でした。
当時は大胆な行動をしないと人生は変わらないと信じていました。
そして今、地元を離れないと一生離れられないのではないか、という焦りのような気持ちから冷静に自分の状況を見つめることができませんでした。
何かの歌詞とか誰かの価値観や生き方に常に影響されて自分の考えがなかったんですね。
結局勢いで地元を離れ、引っ越ししました。
今思うと無知って怖い限りですが、仕事も決まっておらず貯金もないのに引っ越しました。
数か月かかって憧れのお店に就職できたのですが、本採用まではアルバイトのような賃金です。
交通費を浮かすため自転車で片道40分かけて出勤するような状態でした。
それで生活が苦しくて、ついに最初の借金をします。
生活費を補填するために、銀行の自動ローンを利用するようになりました。
1万円足りなくて借り、毎月返済が1万円であれば、次の月には2万円が必要になります。
こうして雪だるま式の生活費ローン地獄にハマっていきました。
その後、ある程度ましな生活ができるようになり貧困生活は回避されたのですが、今度は反動で浪費に走りました。
ローンもあり、あいかわらず貯金もないのですが、借金を返している状態が普通になっているから感覚がおかしくなっているんですよね。
30代後半から40代にかけて借金が加速することになります。
そのうち今でも後悔しているのがお金のかかる趣味を10年ほど続けたことです。
30代の後半から踊りを習っていたのですが、踊りというのはレッスン代以外に衣装代や道具代、イベント費用などとにかくお金がかかります。
この趣味にかなりのお金がかかりましたが、辞めてしまった今となっては何の役にも立っていません。
もうひとつは身の丈に合わない家賃のマンションに2回引っ越しをしたことです。
すてきなところに住みたいという気持ちが、またもや自分のお金の現状を無視しました。
ここで借金は一気に膨れ上がりました。
一度生活水準を上げると、頭をハンマーで殴られるようなことでも起きない限り、なかなか下げられません。
今のような倹約、節約家に転身するまで20年もお金の問題に苦しみました。
さて、そんな翌年の税金のことまで考えられるようになった今を、お米と一緒に嚙み締めたいと思います。
このブログが誰かの役に立てばうれしいです。
それでは今日もいい一日を😀