人生の警報が鳴った3つのサイン
写真は現在のわたしの所持金です。
ここからさらに今月の支払いがあるので貯金ではありません。
本当に所持金です。
50歳にして貯金がありません。
高所得者ではありませんが年収は400万円ほどで、ごく普通のサラリーマンです。
20年間貯金ができず、重ねて借金もあり、お金の問題が足かせでこんな状況です。
- 新しい経験に踏み込むのが怖い
- 交際範囲を広げるのが怖い
- 転職が怖いためブレーキをかけてしまう
- 深く考えると苦しくなるため現実逃避的な生き方をしてしまう
- 自分全般に自信がない
いつも頭の片隅の定位置にお金のことがあります。
借金がある状態が長くなればなるほど、何をするにも、
「これをするといくらお金がかかるのだろう」
「借金があるのに何甘い夢みたいなことを考えているんだ」
とすぐにあきらめてしまう。
楽しそうな話題、興味のある分野の情報に触れても、
お金のことがまず頭をよぎり、結局あきらめる。
20年間、ずっとこんな状態です。
借金だっていつか終わる、数年先にはいくらか状況は良くなっているはずだ。
根拠などもちろんないです。
人は借金がある状態が長く続くと、思考のどこかで防衛反応が作動します。
自分を過度に追い込まないように現実逃避を始めるんですね。
「今日がよければそれでいい」というという行動を無意識に繰り返すようになり、
そのうちこんな毎日からは解放されると未来の自分に希望を託す。
普通に考えたらそんなことは絶対に起こりませんが、なぜか自分で都合のいいマインドコントロールをしてしまうのです。
そんな2022年の終わり。
わたしに「目を覚ませ!」とばかりに人生の警報が鳴りました。
20年間逃げ続けていたお金の問題に、本気で向き合う時が強制的にきました。
人生を狂わすような大事件が起こった、といった分かりやすいことではありません。
いくつかのサインと捉える出来事が2022年に集中的に起きました。
そしてそれらの状況に、「なぜこんなことが起きているのだろう?」と疑問を持ったことから始まりました。
貯金や投資など、日本人の資産形成意識が高まっている昨今とは裏腹に、
わたしのようにお金の負のループにはまって抜け出せない人はきっと大勢います。
そしてなぜそこから抜け出せないのか、自分のことなのでよくわかります。
同じ状態にある人がいたらこのブログが少しでも役に立てば幸いですが、
お金の問題に限らず、本当に人生を変えたいと思っている場合にも参考になるのではと思います。
なぜなら、2022年にわたしがサインだと感じた出来事は、お金の問題とは直接関係がないことばかりだったからです。
ここからはそのサインを具体的に書いていきます。
サイン① チームメンバーの退職・離脱・入院・反抗・逆パワハラ
わたしは社内のあるチームでリーダーのポジションで働いています。
わたしのチームはわたしを除き、現在6人のメンバーで構成されています。
2020年のコロナ渦の影響でメンバーの半分が人員削減のあおりを受け、この人数になりましたました。
1人でも欠けると、わたし含めチーム全体に相当な負荷がかかる状態になります。
2022年1年間で、合計で4人が入社し全員残りませんでした。
1人目は入社後の素行に問題があり、採用続行を断念せざるを得ませんでした。
2人目は入社から半年ほど経ったある日、体調不良を理由に突然会社に来なくなりました。
3人目は研修期間のある日、突然大声で「あなたはわたしをイジメてます」と
ヒステリックな叫び声を上げました。
後で分かったのですが、過去も同じようなパターンで問題を起こし、
何度も採用を打ち切られていたそうです。
4人目は3人目と同期でした。
一部始終を見ていて先々を不安に思ったのか、翌週の月曜には
「結婚することになりました。」との連絡をもってその日に辞めていきました。
こんな状況が続いていた半年の間、ベテランメンバーが治療のため入院していたため、
私と残る2人のメンバーと3人で現場を回していました。
そのうちのひとりは異動してきたばかりのメンバーだったため、
実際は2人か2.5人ぐらいで6人分の業務を回している状況でした。
メンバーふたり分の業務を抱えることになったわたしは、毎日12、3時間働き、
土日どちらも10時間ほど仕事をしていました。
2023年1月に他部署から2人のメンバーが異動してきましたが、
そのうちの1人から逆パワハラを受けています。
前の部署でも、その前の部署でもリーダーへの逆パワハラで問題になっていたメンバーです。
当時わたしに対しては好意的な態度だったこともあり、うまくやれるのではないかと
上長が急場しのぎで連れてきたのです。
確かに最初のうちは良かったのですが、ある時を境にやはり反抗心をむき出しにしてきました。
サイン② 社内評価がダダ下がりする
2022年から社内の認定試験をクリアすることが人事評価のベースになることが決まりました。
これまでは言わばマネージャーの裁量だったものが、試験をクリアしているか
していないかの分かりやすい基準になったのです。
2022年は一次試験すらクリアできず、しかも2回連続で落ちてしまい、評価がダダ下がりました。
「苦しい状況を持ちこたえました!」というがんばってます度は全く評価されなくなり
結果が出なかった人は全く評価の対象外になったのです。
まあ当たり前のことですが。。。
サイン➂ 父親の自己破産
わたしの両親はわたしの親だけあってお金の管理が全くできません。
大人になるまで分からなかったのですが、30歳を過ぎたころに気づきました。
今は70歳を超えて、世間でいういわゆる貧乏老人です。
2022年、両親の借金が発覚しました。
生活費をうまく工面できず、生活費をリボ払いでカード決済していたため、
借金が雪だるま状態になっていたのです。
どうにもならないと判断し、自己破産してもらいましたが、今は自己破産するにもお金がかかります。
半年ほどかかって自己破産手続きは終わりましたが、弁護士費用を今も返済しています。
そういう経緯もあり、わたしで生活費の一部を負担する日々が始まりました。
さて、こんな2022年の年末。
だれだけ現実逃避思考に陥っていたとしても、さすがに
「どうしてこんなことになったんだ?」と考えずにはいられませんでした。
有休休暇を申請して年末は早めに休暇に入り、年末にひとり考えました。
そこで、もうこんな毎日はいやだ、会社を辞めてリセットしたいと強く思いました。
どころがです。
人生をリセットできるだけの生活防衛資金がないとすぐには会社を辞められない
ということを否が応でも思い知らされました。
当たり前ですが、先立つものがなければ今日明日にでも辞表を出したくてもにできないのです。
そんなことをしたら次の月には家賃が払えなくなりローンの返済も出来なくなります。
ここで初めて、自分の経済状況の深刻さを思い知りました。
それば考えれば考えるほどじわじわと深刻さが這い上がってきて全身を飲み込むような、
まさに恐怖の感覚でした。
なぜ20年も問題と向き合わなかったのか、後悔しても時間は巻き戻せません。
それで、冬期休暇の10日間を使い、今後の人生を立て直すぞと固く決意しました。
50歳では時間的に手遅れの部分も正直あります。
でも、30歳であっても40歳であっても、「いまさら遅い」と思うことはあったはずです。
このブログでは、人生立て直し真っ最中の様子を綴っています。
このブログが少しでも誰かの役にたてますように。
今日もいい1日を😊